コンクリートの配合修正について(平成29年問8)

問題文

 同一スランプを得るためのコンクリートの配合修正に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。

 

  1. 細骨材が微留分の多いものに変わると、単位水量は大きくなる。
  2. 粗骨材が実積率の大きいものに変わると、単位水量は小さくなる。
  3. 粗骨材が川砂利から砕石に変わると、細骨材率は小さくなる。
  4. 粗骨材が最大寸法の大きいものに変わると、単位水量は小さくなる。

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解答と解説

解答

3.粗骨材が川砂利から砕石に変わると、細骨材率は小さくなる。が不適当である。

 

解説

1.細骨材が微粒分の多いものに変わると、単位水量は大きくなる。

 微粒分が多くなると粘性が高まるため、同一スランプを得るための単位水量は大きくなる。

 

2.粗骨材が実積率の大きいものに変わると、単位水量は小さくなる。

 実績率とは、一定の容器の中にどのくらいの割合で骨材が入っているかということを示す。実積率が大きくなると骨材間の体積が少なくなり、骨材間に入っていくモルタル量が少なくなる。コンクリートの流動性は骨材間に入っていないモルタルの量で決定されるため、実績率が大きくなるほど流動性が高まり、同一スランプ量を得るための単位水量は小さくなる。

 

3.粗骨材が川砂利から砕石に変わると、細骨材率は小さくなる。

 川砂利は丸く実績率が良く、砕石は角張っていて実績率が悪くなる。実績率が悪くなると骨材間の体積が増大し、骨材間に入るモルタルが増大するため、コンクリートの流動性が低下する。

 (コンクリートの流動性は骨材間に入らないモルタルの量によって決定されるため)

 そのため同一スランプを得るためには単位水量を大きくする必要がある。

 モルタルの量が増大すること(モルタルには細骨材が含まれている)から細骨材率は大きくなる。

 

4.粗骨材が最大寸法の大きいものに変わると、単位水量は小さくなる。

  最大寸法が大きくなるほど、実績率が大きくなり、実績率が大きくなると、骨材間以外のモルタル量が増えるため流動性が高まり、同一スランプを得るために必要な単位水量は小さくなる。

 

 

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