コンクリートの練混ぜ水について(平成29年問7)

問題文

コンクリートの練混ぜ水に関する次の記述のうち、JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)ならびにJIS A 5308付属書C(レディーミクストコンクリートの練混ぜに用いる水)の規定に照らして、誤っているものはどれか。

 

  1. スラッジ固形分率が3%を超えないように調整したスラッジ水を、高強度コンクリートに使用した。
  2. スラッジ固形分率が1%未満のスラッジ水を使用する場合、スラッジ固形分を水の質量に含めて計量した。
  3. 塩化物イオン(CL-)量、セメントの凝結時間の差、およびモルタルの圧縮強さの比が上水道水以外の水の品質に規定される値を満足する回収水を普通コンクリートに使用した。
  4. 上水道水以外の水の品質に関する規定に適合した地下水を、上水道水に混合して使用した。

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解答および解説

解答

1.スラッジ固形分率が3%を超えないように調整したスラッジ水を、高強度コンクリートに使用した。が誤っている。

 

解説

1.スラッジ固形分率が3%を超えないように調整したスラッジ水を、高強度コンクリートに使用した。

 JIS A 5308にスラッジ水は高強度コンクリートに適用しないと規定されているため。

 

 

スラッジ水

 生コン工場などで洗浄によって発生する洗浄水から骨材を除いた水を回収水といい、そのうち、スラッジ固形分を含んだものをスラッジ水という。スラッジ固形分を含まないものを上澄水といい、上澄水は上水道水と同様に扱ってよい。

 

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JCIホームページより:http://www.jci-net.or.jp/j/public/kiso/RecoveredWater.html

 

 

 

2.スラッジ固形分率が1%未満のスラッジ水を使用する場合、スラッジ固形分を水の質量に含めて計量した。

 スラッジ固形分率に関する規則は次のように定められている。

  • スラッジ固形分率が3%を超えない範囲で使用する。
    • スラッジ固形分率が1%~3%の場合は、スラッジ固形分を水の質量に含めない。
    • スラッジ固形分率が1%未満の場合は、スラッジ固形分を水の質量に含めてもよい。

 

3.塩化物イオン(CL-)量、セメントの凝結時間の差、およびモルタルの圧縮強さの比が上水道水以外の水の品質に規定される値を満足する回収水を普通コンクリートに使用した。

 回収水の品質は次の項目に対し規定されている。

  • 塩化物イオン(CL-)の量:200mg/l以下
  • セメントの凝結時間の差:始発は30分以内、終結は60分以内
  • モルタルの圧縮強さの比:材齢7日および材齢28日で90%以上

 

4.上水道水以外の水の品質に関する規定に適合した地下水を、上水道水に混合して使用した。

 水は、上水道水、上水道水以外の水、回収水の3種類に区分されている。それぞれの品質を満足していれば、2種類以上の水を混合して使用してよい。 

 

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