正誤問題について③(平成29年問51~55)

問51問題文

 水平部材について、側面の型枠を底面の型枠よりも早く取り外すようにした。 

 

 

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問51解答と解説

 正しい。

  • 水平部材の底面の型枠は水平部材の鉛直荷重を支えているので、型枠を取り外した後にコンクリート部材が自立し有害な変形やひび割れを発生しなくなる強度として、一般的に設計基準強度を発現するまでの期間存置する。
  • 側面の型枠はコンクリートが容易に傷ついたりしない程度の強度を発現すれば取り外すことができ、一般的には5N/mm2程度の強度でよい。 

 

 

問52問題文

 暑中コンクリートにおいて、同一のスランプを得るための単位水量は、一般のコンクリートよりも多くなる。 

 

 

問52解答と解説

  正しい。

  • 暑中コンクリートはコンクリートの練上がり温度が高くなる。練り上がり温度が高くなると、スランプは小さくなるため、同一のスランプを得るためには、単位水量を大きくする必要がある。
  • 練り上がり温度が10℃高くなると同一スランプを得るためには単位水量を5kg/m3程度大きくなる。 

 

 

 

問53問題文

 マスコンクリートの外部拘束によるひび割れは、打ち込んだコンクリートの材齢がある程度進み、全体の温度が降下する段階で発生する。

 

 

 

問53解答と解説

  正しい。

  • 外部拘束によるひび割れは、新設コンクリート全体の温度が降下するときの収縮変形が、既設のコンクリート部材や岩盤などによって外部拘束されて生じるもので、材齢がある程度進んだ温度が降下する状態で生じ、貫通ひび割れとなることが多い。
  • 内部拘束によるひび割れは、コンクリートの表面と内部の温度差によって生じるもので、内部が高温となる材齢初期に生じ、表面ひび割れとなることが多い。 

 

 

問54問題文

 スクイズ式コンクリートポンプは、高強度コンクリートの圧送に適している。

 

 

 

問54解答と解説

  誤り。

  • コンクリートポンプにはピストン式とスクイズ式がある。 
  • スクイズ式はローラーがポンピングチューブを順次押しながら回転してコンクリートを連続的に押し出す方式である。
  • ピストン式は2個のピストンを交互に駆動してシリンダーからコンクリートを押し出す方式である。
  • ピストン式のほうが大きな吐出圧力が得られる。
  • 高強度コンクリートは粘性が高く、圧力損失が通常のコンクリートよりも大きいため、ピストン式のほうが適している。

 

 

 

問55問題文

 コンクリート表面のプラスティック収縮ひび割れは、普通コンクリートよりも水セメント比の小さい高強度コンクリートで生じやすい。 

 

 

 

問55解答と解説

 正しい。

  • プラスティック収縮ひび割れは打込まれたコンクリート表面が急速に乾燥して収縮することによって生じるひび割れである。
  • 高強度コンクリートはブリーディングがほとんど発生しないためコンクリート表面が乾燥しやすいので、プラスティック収縮ひび割れが発生しやすい。

 

 

 

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