各種混和材料の品質規格について(平成29年問5)

問題文

 各種混和材料の品質規格に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 高性能AE減水剤は、JIS A 6204(コンクリート用化学混和剤)において、スランプの経時変化量の上限値が規定されている。
  2. 高性能減水剤は、JIS A 6204(コンクリート用化学混和剤)において、凍結融解に対する抵抗性が規定されている。
  3. フライアッシュは、JIS A 6201(コンクリート用フライアッシュ)において、未燃焼炭素含有量の目安となる強熱減量の上限値が規定されている。
  4. 高炉スラグ微粉末は、JIS A 6206(コンクリート用高炉スラグ微粉末)において、比表面積の大きさにより4つに区分されている。

f:id:masa_mn:20180918122831j:plain

 

解答と解説

解答

2.高性能減水剤は、JIS A 6204(コンクリート用化学混和剤)において、凍結融解に対する抵抗性が規定されている。が誤っている。

 

解説

1.高性能AE減水剤は、JIS A 6204(コンクリート用化学混和剤)において、スランプの経時変化量の上限値が規定されている。

 練混ぜ直後のスランプと練混ぜ60分後のスランプの差は6.0cm以内であることと規定されている。(ちなみにスランプは0.5cm単位で測定)

 

 

2.高性能減水剤は、JIS A 6204(コンクリート用化学混和剤)において、凍結融解に対する抵抗性が規定されている。

 凍結融解に対する抵抗性は空気を連行するAE剤、AE減水剤、高性能AE減水剤に対しては定められている(具体的に書く)が、それ以外の空気連行作用のない減水剤(減水剤、高性能減水剤)には規定がない。

 

3.フライアッシュは、JIS A 6201(コンクリート用フライアッシュ)において、未燃焼炭素含有量の目安となる強熱減量の上限値が規定されている。

 フライアッシュには未燃焼炭素が多く含まれないように代用の性質である強熱減量の上限値の規定がある。また、その規定値は種別:Ⅰ種~Ⅳ種によって異なる。

 

4.高炉スラグ微粉末は、JIS A 6206(コンクリート用高炉スラグ微粉末)において、比表面積の大きさにより4つに区分されている。

 比表面積(cm2/g)ごとに以下の4種類に分類されている。

  • 高炉スラグ微粉末3,000
  • 高炉スラグ微粉末4,000
  • 高炉スラグ微粉末6,000
  • 高炉スラグ微粉末8,000

 

分野ごとの過去問まとめへのリンク

concrete-gishi.hatenablog.jp