正誤問題について②(平成29年問46~50)

問46問題文

 JIS A 1101(コンクリートのスランプ試験方法)によれば、スランプコーンにコンクリートを3層に分けて詰める際に、各層を25回突くと材料の分離を生じるおそれのあるときは、分離を生じない程度に突き数を減らして良い。

 

 

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問46解答と解説

 正しい。

  • JIS A 1101では「試料はほぼ等しい量の3層に分けて詰める。その各層は、突き棒でならした後、25回一様に突く。この割合で突いて材料の分離を生じるおそれのあるときは、分離を生じない程度に突き数を減らす」と規定しているため。 

 

 

問47問題文

 JIS A 5308(レディミクストコンクリート)によれば、「高強度 50 60 20 L」

のコンクリートのスランプフローの許容差は±10cmである。 

 

 

 

問47解答と解説

  正しい。

  • 「高強度 50 60 20 L」のそれぞれの意味は、高強度:コンクリートの種類、50:呼び強度、60:スランプフロー、20:粗骨材の最大寸法、L:セメント種類となっている。
  • スランプフローの許容差は、50cm:±7.5cm、60cm:±10.0cmとなっている。

 

 

問48問題文

  JIS A 5308(レディミクストコンクリート)によれば、異なる種類の骨材を混合して用いる場合、骨材に含まれる塩化物量については、混合後とともに、混合前の各骨材の塩化物含有量がそれぞれの骨材の規定を満たしていなければならない。

 

 

 

問48解答と解説

  誤り。

  • JIS A 5308附属書Aでは「塩化物量は、混合前の品質によらず、混合後の品質をあ満足すれば良い」と規定している。

 

 

問49問題文

 JIS A 1147(コンクリートの凝結時間試験方法)に基づいて試験を行う場合、粗骨材が貫入針の障害となるので、コンクリートから粗骨材を取り除いた配合条件のモルタルを練り混ぜて、これを試料として用いる。

 

 

 

問49解答と解説

  誤り。

  • JIS A 1147では「試験に用いる試料は、採取したコンクリート試料をJIS Z 8801-1に規定する公称目開き4.75mm(5mmふるい)の網ふるいでふるったモルタル分とする」と規定している。 
  • モルタルで試験すること自体は正しいが、コンクリートを練って、ふるいにかけたモルタルで試験をするのが正しい。

 

問50問題文

 鉄筋を曲げ加工する場合、鉄筋の降伏強度が高い方が、曲げ内半径(または折曲げ内法直径)を小さくできる。 

 

 

問50解答と解説

  誤り。

  • 曲げ加工することは、鉄筋を塑性化(降伏させること)であり、鉄筋の性質に影響を与える。
  • 曲げ内半径が小さいほど鉄筋の性質の変化が大きくなる。そのため鉄筋の強度が高いほど曲げ内半径を大きくする必要がある。

 

 

分野ごとの過去問まとめへのリンク

concrete-gishi.hatenablog.jp