プレストレスコンクリートについて(平成29年問40)

 プレストレストコンクリートに関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

 

  1. プレテンション方式で導入するプレストレスは、PC鋼材とコンクリートの付着によって決まる。
  2. ポストテンション方式で導入するプレストレスは、コンクリートが硬化した後にシース内のPC鋼棒を緊張することによって導入される。
  3. 導入したプレストレスは、コンクリートのクリープやPC鋼棒のリラクセーションによって増加する。
  4. プレストレスを導入する材齢が若いほど、コンクリートのクリープ変形が大きくなる。

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解答と解説

解答

3.導入したプレストレスは、コンクリートのクリープやPC鋼棒のリラクセーションによって増加する。が不適当である。

 

解説

1.プレテンション方式で導入するプレストレスは、PC鋼材とコンクリートの付着によって決まる。

 プレテンション方式は、あらかじめPC鋼材を緊張した状態でコンクリートを打込み、コンクリートとPC鋼材を一体化し、コンクリートが十分に強度を発現した後にPC鋼材の緊張を開放してコンクリートに圧縮力を導入する方式である。PC鋼材とコンクリートの付着によって、プレストレスが導入される。

 

2.ポストテンション方式で導入するプレストレスは、コンクリートが硬化した後にシース内のPC鋼棒を緊張することによって導入される。

 ポストテンション方式は、コンクリートが十分に強度を発現した後でシース内のPC鋼材を緊張してコンクリートに圧縮力を導入する方式である。

 

3.導入したプレストレスは、コンクリートのクリープやPC鋼棒のリラクセーションによって増加する。

 プレストレスは、PC鋼材の緊張力の反力としてコンクリートに導入されるものである。コンクリートのクリープや乾燥による収縮、PC鋼材のリラクセーションが生じると緊張力が低下し、プレストレスも低下する。

 

4.プレストレスを導入する材齢が若いほど、コンクリートのクリープ変形が大きくなる。

 プレストレスはコンクリートが所定の強度に達した後に導入される。同じ配合のコンクリートであれば、材齢が若いほど強度が低く剛性が低いので、プレストレスを導入する材齢が若いほど、コンクリートのクリープ変形が大きくなる。 

 

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