コンクリート製品の成形・締固めについて(平成29年問39)

問題文

  コンクリート製品の成型・締固めに関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。

 

  1. プレストレストコンクリートパイルなどに適用される遠心力締固めは、型枠を遠心機で回転して成形する方法で、コンクリート中の水分が容易に円筒外側に脱水される。
  2. 高流動コンクリートを適用することにより、複雑な形状や狭隘部を持つ部位にもコンクリートを行き渡らせることができ、また充填・締固めに伴う騒音・振動を低減できる。
  3. インターロッキングブロックなどに適用される即時脱型は、硬練りコンクリートを型枠内に振動をかけながら投入し、振動と加圧による成形後に脱型する方法である。
  4. コンクリート矢板などに適用される加圧締固めは、圧力を加えて締め固める方法で、コンクリートの脱水により水セメント比が小さくなり、強度や耐久性の増進が図られる。

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解答と解説

解答

1.プレストレストコンクリートパイルなどに適用される遠心力締固めは、型枠を遠心機で回転して成形する方法で、コンクリート中の水分が容易に円筒外側に脱水される。が不適当である。

 

 

解説

 1.プレストレストコンクリートパイルなどに適用される遠心力締固めは、型枠を遠心機で回転して成形する方法で、コンクリート中の水分が容易に円筒外側に脱水される。

 型枠を遠心機で回転させることで、コンクリートを遠心力で締め固める方法であり、余剰水は円筒の内側に排出される。

 

2.高流動コンクリートを適用することにより、複雑な形状や狭隘部を持つ部位にもコンクリートを行き渡らせることができ、また充填・締固めに伴う騒音・振動を低減できる。

 正しい。充填・締固めが不要となり、振動・騒音とともに省人化に繋がる技術である。

 

3.インターロッキングブロックなどに適用される即時脱型は、硬練りコンクリートを型枠内に振動をかけながら投入し、振動と加圧による成形後に脱型する方法である。

 スランプ0cmの超硬練りのコンクリートを用い、成形後ただちに脱型する。インターロッキングブロックなどの単純で小型の部材に適用される。

 

4.コンクリート矢板などに適用される加圧締固めは、圧力を加えて締め固める方法で、コンクリートの脱水により水セメント比が小さくなり、強度や耐久性の増進が図られる。

  直接加圧する方法と真空脱気する方法がある。コンクリート矢板などに用いられ、脱水により、強度や耐久性が向上する。

 

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