高流動コンクリートについて(平成29年問35)

問題文

  高流動コンクリートの施工計画に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

 

  1. 土木学会示方書に従って、打込み時の自由落下高さを8mとして計画した。
  2. JASS 5に従って、自由流動距離を8mとして計画した。
  3. 型枠に作用する側圧を液圧として型枠を設計した。
  4. 圧送時の管内圧力損失を一般のコンクリートよりも大きく設定した。

 

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解答と解説

解答

1.土木学会示方書に従って、打込み時の自由落下高さを8mとして計画した。が不適当である。

 

 

解説

1.土木学会示方書に従って、打込み時の自由落下高さを8mとして計画した。

 高流動コンクリートとは、材料分離抵抗性を損なうことなく、流動性を著しく高めたコンクリートであり、振動締固めを行わなくても型枠内に充填可能な自己充填コンクリートのことをいうことが多い。高い材料分離抵抗性を有しているので、自由落下させても分離しにくいが、それでも示方書では自由落下高さを5m以内としている。

 ちなみにJASS 5では具体的な高さの指定はなく、材料分離しない範囲としている。

 

2.JASS 5に従って、自由流動距離を8mとして計画した。

 JASS 5では自由流動距離を20m以下とし、示方書では8m以下と規定されている。

 

3.型枠に作用する側圧を液圧として型枠を設計した。

 高い流動性を有し、かつ、凝結までの時間が長いことから側圧を液圧として設計するのが良い。

 

4.圧送時の管内圧力損失を一般のコンクリートよりも大きく設定した。

 高い粘性を有しているのでポンプ圧送時の管内圧力損失は一般のコンクリートよりも大きく設定する。

 

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