流動化コンクリートについて(平成29年問34)

問題文

 流動化コンクリートに関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

 

  1. ベースコンクリートのスランプを8cm、流動化後のスランプを21cmとした。
  2. 流動化コンクリートの単位水量を、流動化後と同じスランプの一般のコンクリートと同等とした。
  3. 流動化コンクリートの細骨材率を、ベースコンクリートと同じスランプの一般のコンクリートと同等とした。
  4. 打込みが完了するまでの時間を、現場において流動化した後20分以内とした。

 

f:id:masa_mn:20180918122831j:plain

 

 

解答と解説

解答

4.打込みが完了するまでの時間を、現場において流動化した後20分以内とした。が適当である。

 

解説

1.ベースコンクリートのスランプを8cm、流動化後のスランプを21cmとした。

 流動化コンクリートとは、あらかじめ練り混ぜられた比較的硬練りのコンクリートに流動化剤を添加し、流動性を高めたコンクリートのことである。

 スランプの増大量が大きすぎると材料分離するため、示方書・JASS 5では10cm以下が望ましいと定められている。

 

2.流動化コンクリートの単位水量を、流動化後と同じスランプの一般のコンクリートと同等とした。

 流動化コンクリートは流動化剤によって流動化させている。そのため流動前後におけるコンクリートの単位水量は一定である。流動化後のスランプはかなり大きくなるので、そのスランプを得るための単位水量はかなり大きくなるため、同じ単位水量とすることはできない。(と考える。設問自体がナンセンスな部分がある。)

 

3.流動化コンクリートの細骨材率を、ベースコンクリートと同じスランプの一般のコンクリートと同等とした。

 流動化後の材料分離に抵抗できるように細骨材率を調整する必要がある。

 

4.打込みが完了するまでの時間を、現場において流動化した後20分以内とした。

  流動化コンクリートはスランプロス(スランプが時間の経過に伴って減少すること)が大きいので、施工後20~30分以内に打込みを完了する必要がある。

 

 似ている問題へのリンク

concrete-gishi.hatenablog.jp

 

分野ごとの過去問まとめへのリンク

concrete-gishi.hatenablog.jp