水中コンクリートについて(平成29年問33)

問題文

  水中コンクリートに関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

 

  1. 一般の水中コンクリートの水中落下高さを、1m以下として打込んだ。
  2. 地下連続壁(地中壁)に用いる水中コンクリートの水セメント比を、60%とした。
  3. 地下連続壁(地中壁)に用いる水中コンクリートのスランプを、21cmとした。
  4. 水中不分離コンクリートの圧送負荷を、一般のコンクリートの1/2~1/3として計画した。

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解答と解説

解答 

3.地下連続壁(地中壁)に用いる水中コンクリートのスランプを、21cmとした。が適当である。

 

解説

1.一般の水中コンクリートの水中落下高さを、1m以下として打込んだ。

 水中不分離コンクリートの自由落下高さは50cm以内のため、不適当である。

 

2.地下連続壁(地中壁)に用いる水中コンクリートの水セメント比を、60%とした。

 水中コンクリートは通常締固めを行うことができないため、コンクリートには高い材料分離抵抗性と流動性が要求される。

 そのため地下連続壁(地中壁)の場合、示方書では水セメント比が55%以下(単位セメント量:350kg/m3以上)、JASS 5では水セメント比が55%以下(単位セメント量:360kg/m3以上)としている。

 なお、JASS 5で場所打ち杭の場合は水セメント比が60%以下(単位セメント量:330kg/m3以上としている。)

 

3.地下連続壁(地中壁)に用いる水中コンクリートのスランプを、21cmとした。

 水中コンクリートには高い流動性が必要となるため大きなスランプが必要となる。そのため、地下連続壁(地中壁)の場合、示方書では、スランプ18cm~21cm、JASS 5では、強度が33未満で21cm以下、強度が33以上で23cm以下としている。

 

4.水中不分離コンクリートの圧送負荷を、一般のコンクリートの1/2~1/3として計画した。

  水中不分離コンクリートは増粘剤を含有した混和剤を使用し、材料分離抵抗性を高め、水中でも洗われにくくなっているコンクリートである。粘性が高いため圧送負荷が大きく、通常のコンクリートの2倍~3倍となる。

 

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