寒中コンクリートについて(平成29年問31)

問題文

  寒中コンクリートに関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

 

  1. 緻密な組織のコンクリートとし、凍結融解抵抗性を確保するために、空気量を3%と指定した。
  2. 初期凍害防止のために、単位水量をできるだけ少なくした。
  3. 配管したスチームにより、貯蔵中の粗骨材を50℃に加熱した。
  4. 打込み時のコンクリート温度が15℃となるように計画した。 

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解答と解説

解答

1.緻密な組織のコンクリートとし、凍結融解抵抗性を確保するために、空気量を3%と指定した。が不適当である。

 

解説

1.緻密な組織のコンクリートとし、凍結融解抵抗性を確保するために、空気量を3%と指定した。

 AE剤による微細なエントレインドエアを連行することで凍結融解時の水の収縮・膨張圧を緩和することができ、必要な空気量は4.5%~5.0%程度と言われている。

 

2.初期凍害防止のために、単位水量をできるだけ少なくした。

 単位水量を小さくすると凍結融解する水の絶対量が少なくなるため、初期凍害防止対策として有効である。

 

3.配管したスチームにより、貯蔵中の粗骨材を50℃に加熱した。

 初期凍害防止のために使用材料の温度を上げるのが有効となる。ちなみに粗骨材の加熱上限は65℃となっている。セメントの加熱は不可であり、水は加熱しても良い(上限温度は不明)

 

4.打込み時のコンクリート温度が15℃となるように計画した。 

 コンクリート示方書ではコンクリートの打込み温度を5℃~20℃としているため正しい。 

 

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