暑中コンクリートについて(平成29年問30)

問題文

 暑中コンクリートに関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

 

  1. コンクリート温度を下げるため、粗骨材に冷水を散布して骨材温度を下げた。
  2. コンクリート温度を1℃下げるため、練混ぜ水の温度を約4℃下げた。
  3. プラスチック収縮ひび割れの発生を防止するため、仮設上屋を設置して直射日光を防いだ。
  4. コールドジョイントの発生を防止するため、打重ね時間間隔の上限を150分とした。

 

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解答と解説

解答

4.コールドジョイントの発生を防止するため、打重ね時間間隔の上限を150分とした。が不適切である。 

 

解説

1.コンクリート温度を下げるため、粗骨材に冷水を散布して骨材温度を下げた。

 正しい。細骨材を冷水に散布する場合は表面水率の調整に留意する。

 

2.コンクリート温度を1℃下げるため、練混ぜ水の温度を約4℃下げた。

 コンクリート温度を1℃下げたい場合、骨材を2℃、水を4℃、セメントを8℃下げる必要がある。骨材は使用量が多いため効果が最も大きい。

 

3.プラスチック収縮ひび割れの発生を防止するため、仮設上屋を設置して直射日光を防いだ。

 プラスティック収縮ひび割れは、表面から水分が逸散して生じるひび割れであるため、気温の高さと直射日光が大きな影響を与える。上屋は直射日光に対して有効な対策となる。

 

4.コールドジョイントの発生を防止するため、打重ね時間間隔の上限を150分とした。

 コールドジョイントとは、コンクリートを打ち重ねた場合に、前層と後から打ち足したコンクリートが一体とならないことである。打重ね時間間隔の限度は外気温が25℃以上の場合は120分以内とし、外気温が25℃未満の場合は150分以内とするのが一般的である。

 

練混ぜ~荷卸し完了(打込み完了)の時間間隔
  • 各種コンクリート:1.5時間(=90分)、荷卸し完了
  • 暑中コンクリート:1.5時間(=90分)、打込み完了

 

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