各種コンクリートの養生について(平成29年問25)

問題文

  各種コンクリートの養生に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

 

  1. 寒中コンクリートにおいて、保温のための型枠には熱伝導率の大きな材料を用いるのが良い。
  2. 暑中コンクリートにおいて、打込み上面からの水分の急激な蒸発を防ぐために、散水養生を行うのが良い。
  3. マスコンクリートにおいて、内部拘束による温度ひび割れを抑制する場合は、打込み翌日から表面に冷水を散布するのが良い。
  4. プレキャストコンクリートにおいて、早期強度を確保するための常圧蒸気養生は、コンクリート打込み直後に行うのが良い。 

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解答と解説

解答

2.暑中コンクリートにおいて、打込み上面からの水分の急激な蒸発を防ぐために、散水養生を行うのが良い。が適当である。 

 

解説

1.寒中コンクリートにおいて、保温のための型枠には熱伝導率の大きな材料を用いるのが良い。

 熱伝導率が大きいということは熱を伝えやすい、つまり熱を逃がしやすいということとなるので、保温にはならない。

 

2.暑中コンクリートにおいて、打込み上面からの水分の急激な蒸発を防ぐために、散水養生を行うのが良い。

 暑中コンクリートはコンクリートから水分が急激に蒸発しやすい。そのため、散水養生、保水マットを使用して、水分の急激な蒸発を防ぐことが大切である。

 

3.マスコンクリートにおいて、内部拘束による温度ひび割れを抑制する場合は、打込み翌日から表面に冷水を散布するのが良い。

 内部拘束に起因する温度ひび割れはコンクリート表面の温度が低く、コンクリート内部の温度が高くなることでひび割れが発生するため、温度の低い表面をもっと低くなる冷水散布はひび割れ対策として逆効果である。

 

4.プレキャストコンクリートにおいて、早期強度を確保するための常圧蒸気養生は、コンクリート打込み直後に行うのが良い。 

  常圧蒸気養生は、その前段階として常温で2~4時間整置する必要がある。そのため打込み直後ではない。

 

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