コンクリートの打込みおよび締固めについて(平成29年問23)

問題文

  コンクリートの打込みおよび締固めに関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

 

  1. 均一で密実なコンクリートにするため、同一箇所で振動機を用いてできるだけ長時間締め固めるのがよい。
  2. 型枠に作用する側圧を小さくするため、打込み速度はできるだけ速くするのが良い。
  3. 柱と梁にコンクリートを打込む場合、沈下ひび割れを防ぐため、連続して打込むのが良い。
  4. 壁にコンクリートを打込む場合、材料分離を防ぐため、振動機によるコンクリートの横移動を避けるのがよい。

f:id:masa_mn:20180918122831j:plain

 

 

解答と解説

解答

4.壁にコンクリートを打込む場合、材料分離を防ぐため、振動機によるコンクリートの横移動を避けるのがよい。が適当である。

 

解説

1.均一で密実なコンクリートにするため、同一箇所で振動機を用いてできるだけ長時間締め固めるのがよい。

 同一箇所の長時間振動は材料の比重の影響により分離しやすくなるため誤り。締固めは1箇所あたり5~15秒程度が標準である。

 

2.型枠に作用する側圧を小さくするため、打込み速度はできるだけ速くするのが良い。

 打込み速度が速いということは短時間に打込み高さが高くなることを意味し、打込み高さが高いということは体積が大きくなることに繋がるためコンクリートの重さによる側圧が大きくなることを意味する。

 

3.柱と梁にコンクリートを打込む場合、沈下ひび割れを防ぐため、連続して打込むのが良い。

 柱のような鉛直部材は梁のような水平部材に比べて沈下量が大きくなる。そのため連続して同時に打込むと境界部でのひび割れを発生させる。柱と梁にコンクリートを打込む場合は柱のコンクリートを梁下まで打込み、コンクリートの沈降を待ったのちに梁部分のコンクリートを打込むのが良い。

 

4.壁にコンクリートを打込む場合、材料分離を防ぐため、振動機によるコンクリートの横移動を避けるのがよい。

 振動機は、コンクリートを横移動させるのに用いてはいけない。横移動を避けるためマメに打設場所を移動させる必要がある。

 

似ている問題へのリンク

concrete-gishi.hatenablog.jp

 

 

分野ごとの過去問まとめへのリンク

concrete-gishi.hatenablog.jp