管理図の判定について(平成29年問19)

問題文

  下図に示すようなJIS Z 9021:1998(シューハート管理図)及びJIS Z 9020-2:2016(管理図ー第2部:シューハート管理図)に基づくコンクリートの圧縮強度の管理図に関する次の一般的な記述のうち、適当なものはどれか。なお、Xは平均値を、σは標準偏差を示す。

 

  1. a図では、強度が(x+3σ)の外側に1点打点されていたが、その他は(x±2σ)の内側に打点されていたので、良好な管理状態にあると判断した。
  2. b図では、強度が中心線に対して同じ側に連続して打点されていたが、(x-2σ)の内側に打点されていたので、良好な管理状態にあると判断した。
  3. c図では、強度が中心線を中心に不規則に打点されていたが、(x±2σ)の内側に打点されていたので、良好な管理状態にあると判断した。
  4. d図では、強度が連続して上昇していたが、(x±2σ)の内側に打点されていたので、良好な管理状態にあると判断した。

 

下図

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解答と解説

解答

3.c図では、強度が中心線を中心に不規則に打点されていたが、(x±2σ)の内側に打点されていたので、良好な管理状態にあると判断した。が適当である。

 

解説

1.a図について

 1点だけであるが上方管理限界線を超えた特性値が打点されている。管理限界線の外側に出た場合は、見逃せない原因によって異常が発生したと判断し、原因を調べ、対策を講じる必要がある。

 

2.b図について

  特性値が中心線の下側に偏りすぎている。この場合も何らかの見逃せない原因によって異常が発生したと判断される。

 

3.c図について

  良好な状態であると判断される。

 

4.d図について

  特性値が徐々に大きくなる傾向があり、自然に打点されたと判断できない。

 

 

分野ごとの過去問まとめへのリンク

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