フレッシュコンクリートの試験方法について(平成28年問9)

問題文

 フレッシュコンクリートの試験方法に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

 

選択肢

  1. JIS A 1101(コンクリートのスランプ試験)による試験において、コンクリートの中央部分の下がりを測定し、スランプとした。
  2. JIS A 1128(フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法ー空気室圧力方法)による試験において、コンクリートの見掛けの空気量から骨材修正係数を差し引いてコンクリートの空気量とした。
  3. JIS A 1150(コンクリートのスランプフロー試験方法)による試験において、コンクリートの広がりの最大と思われる直径とその直角方向の広がりを測り、それらの平均値をスランプフローとした。
  4. JIS A 1156(フレッシュコンクリートの温度測定方法)による試験において、スランプを測定した状態のコンクリート試料に温度計を挿入し、その示度を読み取った。

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解答および解説

解答

4.JIS A 1156(フレッシュコンクリートの温度測定方法)による試験において、スランプを測定した状態のコンクリート試料に温度計を挿入し、その示度を読み取った。 が不適当である。 

解説

1.JIS A 1101(コンクリートのスランプ試験)による試験において、コンクリートの中央部分の下がりを測定し、スランプとした。

 適当である。ちなみにスランプは0.5cm単位で測定することが定められている。

 

2.JIS A 1128(フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法ー空気室圧力方法)による試験において、コンクリートの見掛けの空気量から骨材修正係数を差し引いてコンクリートの空気量とした。

 測定容器に細骨材と粗骨材と水のみを入れ、その状態で測定した値を「骨材修正係数(G)」としている。測定容器にコンクリートを入れて測定した値は「見掛けの空気量(A1)」であり、「空気量(A)」はA=A1-Gとして求めることとなっている。

 これは、骨材が圧力によって吸水することを補正するためである。

 

3.JIS A 1150(コンクリートのスランプフロー試験方法)による試験において、コンクリートの広がりの最大と思われる直径とその直角方向の広がりを測り、それらの平均値をスランプフローとした。

 適当である。

 

4.JIS A 1156(フレッシュコンクリートの温度測定方法)による試験において、スランプを測定した状態のコンクリート試料に温度計を挿入し、その示度を読み取った。

 スランプ時のコンクリート試料に温度計を挿入するなどの規定はないため、不適切である。

 

 

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