寒中コンクリートについて②(平成28年問29)

問題文

 寒中コンクリート橋脚を施工する場合に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

 

選択肢

  1. 水和熱の低いセメントを用いるので、セメントを加熱する計画とした。
  2. コンクリート製造時の練混ぜ水と骨材の混合物の温度は、50℃になるように計画した。
  3. 加熱養生を行う場合に、コンクリート表面の乾燥を防ぐために、散水する計画とした。
  4. 型枠の取外し直後から、コンクリート表面が水で飽和される頻度が高い部位では、水で飽和される頻度が低い部位より、養生期間を短くする計画とした。

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解答と解説

解答

3.加熱養生を行う場合に、コンクリート表面の乾燥を防ぐために、散水する計画とした。 が正しい。 

 

解説

1.水和熱の低いセメントを用いるので、セメントを加熱する計画とした。

 セメントはいかなる場合にも加熱を禁止されている。

 骨材(加熱上限:65℃)、水(加熱上限:不明)は加熱しても良い。

 セメントの加熱が禁止されている理由は、セメントが異常凝結を起こすためである。

 

2.コンクリート製造時の練混ぜ水と骨材の混合物の温度は、50℃になるように計画した。

 ミキサ内の水と骨材の混合物の温度は40℃以下とする必要がある。

 

3.加熱養生を行う場合に、コンクリート表面の乾燥を防ぐために、散水する計画とした。

 正しい。加熱によって乾燥しないように散水を行う必要がある。

 

4.型枠の取外し直後から、コンクリート表面が水で飽和される頻度が高い部位では、水で飽和される頻度が低い部位より、養生期間を短くする計画とした。

 初期凍害は湿潤状態であるほど大きな影響を受ける。そのため飽和される部位のほうが養生期間を長くする必要がある。

 また、示方書では、養生温度が5℃で普通ポルトランドセメントを用いる場合、標準的な養生期間は、飽和の頻度が高い場合は9日間、短い場合は4日間となっている。

 

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