正誤問題について②(平成27年問46~50)

問46問題文

 高流動コンクリートの降伏値が小さいと、スランプフローは小さくなる。

 

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解答と解説

誤り。

  • 降伏値とは、物体に力を加えて動き始めるときの力であるが、逆に言えば形状を保つ力とも言える。
  • スランプとは、自重がコンクリートに作用したときに保った形状を表したものであるため、スランプは降伏値に依存している。
  • 降伏値が小さいということは、形状を保つ力が小さいということであるから、スランプは大きくなる。

 

問47問題文

 コンクリートの凝結時間は、塩分を含む骨材を用いると遅くなる。

 

解答と解説

誤り。

  • 塩分は凝結を早め、糖類・腐植土などは凝結を遅くする。 

 

問48問題文

 直径が等しいコンクリート供試体の圧縮強度の試験結果は、直径に対する比が小さくなるほど低くなる。

 

解答と解説

誤り。

  • JIS A 1132(コンクリート強度試験用供試体の作り方)では、「供試体は、直径の2倍の高さをもつ円柱形とする。その直径は、粗骨材の最大寸法の3倍以上、かつ、100mm以上とする。」と規定している。
  • 直径に対する比が小さくなるほど高くなるため、比率に応じて補正係数を乗じる規定となっている。

 

問49問題文

 硬化コンクリートのクリープひずみは、載荷開始時の材齢が若いほど大きくなる。

 

解答と解説

正しい。

  • クリープひずみとは、一定の持続応力下で、加力直後のひずみ(弾性ひずみ)のほかに時間の経過とともに増加するひずみ増分のことである。
  • 同じ作用応力であれば、載荷開始時の材齢が若いほど弾性ひずみは大きく、したがってクリープひずみも大きくなる。

 

問50問題文

 コンクリートの中性化範囲は、フェノールフタレインの1%エタノール溶液をコンクリートのはつり部分などに噴霧し、赤紫色に着色しない範囲として判定する。

 

解答と解説

正しい。

  • フェノールフタレイン溶液を噴霧し、赤紫色に呈するということはアルカリ性を保持していることを意味するので着色しなければ中性化していることを意味する。

 

分野ごとの過去問まとめへのリンク

concrete-gishi.hatenablog.jp