流動化コンクリートについて②(平成27年問36)

問題文

 流動化コンクリートに関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。

 

選択肢

  1. 流動化によるスランプの増加量は、10cm以下となるように計画する。
  2. 細骨材率は、ベースコンクリートと同じスランプの一般のコンクリートより小さくする。
  3. 流動化したコンクリートのスランプの経時変化は、同一スランプの一般のコンクリートより大きくなる。
  4. 流動化したコンクリートの圧縮強度は、ベースコンクリートと同程度である。

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解答および解説

解答

2.細骨材率は、ベースコンクリートと同じスランプの一般のコンクリートより小さくする。 が不適当である。

 

解説

1.流動化によるスランプの増加量は、10cm以下となるように計画する。

 流動化によるスランプの増大量が大きくなりすぎると、材料分離を起こしやすくなる。したがって、スランプの増大量は10cm以下とし、通常は5~8cm程度とするのがよい。

 

2.細骨材率は、ベースコンクリートと同じスランプの一般のコンクリートより小さくする。

 スランプを大きくすると材料分離を起こしやすくなるため、粘性を持たせるため細骨材率は通常のコンクリートよりも大きくする必要がある。

 

3.流動化したコンクリートのスランプの経時変化は、同一スランプの一般のコンクリートより大きくなる。

 流動化剤は流動化効果を有するが、スランプ保持機能は通常有しておらず、流動化後のスランプ低下は同一スランプの一般のコンクリートよりもおおきくなる。

 そのため流動化後は速やかに施工することが重要であり、目安として30分程度で打込むのがよい。

 

4.流動化したコンクリートの圧縮強度は、ベースコンクリートと同程度である。

  スランプを5~8cm増大させるのに必要な流動化剤の添加量は、銘柄によって異なるが、おおむねセメント量の0.5%程度である。これは単位水量にして2kg/m3程度であり、水セメント比に影響を及ぼすほどではない。また、空気量は流動化後も変わらないように工夫されているため、圧縮強度は流動化後も変わらないと考えてよい。

 

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