水中コンクリートについて②(平成27年問34)

問題文

 地下連続壁(地中壁)の施工において、ベントナイト安定液中に打ち込む水中コンクリートの配合と施工に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

 

選択肢

  1. 単位セメント量を370kg/m3とした。
  2. 鉄筋のかぶり(厚さ)を4cmとした。
  3. トレミー管の先端のコンクリート中への挿入深さを2.5mとした。
  4. 余盛高さを100cmとした。

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解答および解説

解答

2.鉄筋のかぶり(厚さ)を4cmとした。 が不適当である。

 

解説

1.単位セメント量を370kg/m3とした。

 水中コンクリートは水中で分離しないように粘性に富むものとしなければならない。そのためにはある程度のセメント量が必要となり、JASS 5では地下連続壁の場合、単位セメント量を360kg/m3以上としている。一方、示方書では場所打ち杭や地中壁の場合、350kg/m3以上と規定している。

 

2.鉄筋のかぶり(厚さ)を4cmとした。

 地下連続壁(地中壁)は、土中に穴を掘ってそこにコンクリートを打ち込むため、壁面は凹凸になりやすい。したがって、通常のコンクリートよりもかぶりをおおきくとる必要があり、JASS 5、示方書ともに10cm以上としている。

 

3.トレミー管の先端のコンクリート中への挿入深さを2.5mとした。

 水中コンクリートは、トレミー管をコンクリート中に挿入し打ち込む。スライム等を巻き込むおそれがあるため、トレミー管をある程度深く挿入する必要があり、JASS 5、示方書ともにトレミー管の先端を2m以上挿入することが規定されている。

 

4.余盛高さを100cmとした。

  水中コンクリートの打ち上がり面付近には、レイタンスや安定液、スライムなどが巻き込まれている可能性があるため、設計面よりも上部まで打ち上げ(余盛り)、その後不要な部分をはつりとる必要がある。その余盛り高さは、JASS 5では50~100cm、示方書では50cm以上としている。

 

 

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