問題文
舗装コンクリートに関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
選択肢
- スランプ6.5cmのコンクリートの運搬にダンプトラックを用いた。
- 凍結融解がしばしば繰り返される環境において、水セメント比の最大値を45%とした。
- 一般の交通量であることを考慮して、材齢28日における設計基準曲げ強度を4.5N/mm2とした。
- 養生期間は、現場養生供試体の曲げ強度が配合強度の7割に達するまでとした。
解答および解説
解答
1.スランプ6.5cmのコンクリートの運搬にダンプトラックを用いた。 が不適当である。
解説
1.スランプ6.5cmのコンクリートの運搬にダンプトラックを用いた。
コンクリートの運搬は一般的にアジテータ車(生コン車)を用いるが、スランプ2.5cmの舗装コンクリートだけはダンプトラックを使用できることになっている。
2.凍結融解がしばしば繰り返される環境において、水セメント比の最大値を45%とした。
舗装コンクリートの凍結融解対策として、AEコンクリートとし、水セメント比を50%以下にすることが標準となっている。
3.一般の交通量であることを考慮して、材齢28日における設計基準曲げ強度を4.5N/mm2とした。
舗装コンクリートの強度の基準は曲げ強度であり、数値は標準で4.5N/mm2となっている。空港用の舗装コンクリートの場合は、5.0N/mm2となっている。
4.養生期間は、現場養生供試体の曲げ強度が配合強度の7割に達するまでとした。
正しい。舗装コンクリートの養生期間は、現場養生の供試体の曲げ強度が配合強度の7割に達するまでとする。呼び強度ではなく、配合強度であることに注意されたい。
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