混合セメントの規定について(平成27年問1)

問題文

 混合セメントの規定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

選択肢

  1. JIS R 5211(高炉セメント)では、高炉セメントB種の高炉スラグの分量を質量で30%を超え、60%以下と規定している。
  2. JIS R 5211(高炉セメント)では、混合材として使用する高炉スラグの塩基度の下限値を規定している。
  3. JIS R 5213(フライアッシュセメント)では、フライアッシュセメントB種のフライアッシュの分量を質量で10%を超え、20%以下と規定している。
  4. JIS R 5213(フライアッシュセメント)では、全アルカリ総量の上限値を規定している。

 

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解答および解説

解答

4.JIS R 5213(フライアッシュセメント)では、全アルカリ総量の上限値を規定している。 が誤っている。

 

解説

1.JIS R 5211(高炉セメント)では、高炉セメントB種の高炉スラグの分量を質量で30%を超え、60%以下と規定している。

 高炉セメントのA種~C種は次のように規定されている。

  • A種: 5%~30%
  • B種:30%~60%
  • C種:60%~70%

 

2.JIS R 5211(高炉セメント)では、混合材として使用する高炉スラグの塩基度の下限値を規定している。

 塩基度は水和の活性度を表す指標で、JIS R 5211では塩基度1.60以上と規定している。

 

3.JIS R 5213(フライアッシュセメント)では、フライアッシュセメントB種のフライアッシュの分量を質量で10%を超え、20%以下と規定している。

 フライアッシュセメントのA種~C種は次のように規定されている。

  • A種: 5%~10%
  • B種:10%~20%
  • C種:20%~30%

 

 

4.JIS R 5213(フライアッシュセメント)では、全アルカリ総量の上限値を規定している。

 混合セメントであるフライアッシュセメントはセメント中のアルカリ総量が少ないことから上限値の規定が特にない。同様に高炉セメントも上限値の規定が特にない。

 なお、JIS R 5210(ポルトランドセメント )では、セメント中の全アルカリはNaO2換算で0.75%以下と上限が規定されている。

 

 

分野ごとの過去問まとめへのリンク

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